台風によって飛ばされてしまったのぼり

「台風の強風によって飛ばされた重石が、民家の屋根に墜落するという事故が発生しました」という、アナウンサーの言葉を聞いた私は、それに聞き入ってしまいました。これは以前、自宅のキッチンにいたとき、リビングにあるテレビから聞こえていたニュース番組から聞こえるアナウンサーの声に耳を傾けていたときの出来事です。

私はその直前までは、リビングにいてニュース番組を見ていたものの、たまたまキッチンにジュースを取りに立っていて、最初はこの事故のことを、耳でしか知ることができませんでした。聞こえていた内容によると、台風による強い風のせいで何らかの重石が舞い上がり、それが民家の屋根に墜落してしまい、なんとそれが屋根を突き破ったとのことでした。これを聞いたとき、一体どれくらいの風が吹き荒れていて、どんな重石が吹き飛ばされたのか、また、それによって民家がどういった状態になってしまったのかと、目で見ていない分、全く想像をつけることができず、大きな恐怖に駆られてしまいました。唯一この事故に関して安心できていたのは、重石が民家に墜落してしまったとき、偶然にもその民家に人はおらず、怪我人はいなかったということです。そうして後々になって、繰り返されているこの事故のニュースを見てみたところ、その強風というのは、テレビ画面で見ているだけでも、吹き荒れすぎていて、前が白色に曇ってしまうほどのものでした。

そして重石というのは、のぼりが立てられていたものだったそうで、のぼりを通していたポールも一緒になって飛ばされていたため、もし民家に人がいて、重石が墜落するだけではなく、ポールが人に突き刺さってしまっていた可能性も考えられたということも報道されていて、とても恐怖を感じました。この事故の被害に遭った民家は、屋根にぽっかりと穴が開いていて、台風の被害の大きさを物語っているものでした。私はこのニュース番組の報道を見ていて、単なるのぼりでも、それが重石と一緒に舞い上がってしまえば、一瞬にして凶器というものに変わってしまうものなんだと思い、それに再び恐怖を感じました。とにかく、怪我人が出なかったということが不幸中の幸いで、早くこの台風の被害からの復興がなされることを望みました。自然災害とは、人間の手で止められるものではありませんが、その被害を最小限に抑えることは可能です。こういった凶器になりかねない身の回りのものに、気をつける必要があると思いました。

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